居合道とは

「居合道」ってどんな事をするんだろうとこれから入門を考えている方、初心者に向けてわかりやすく魅力をご紹介!!

居合道とは

剣の修練を通じて理合を知り、「人間形成」を目指す。

源流は古武道の「居合術」であり、「道」の精神を加えた現代武道と位置付けられております。

居合道は座った状態で、刀を鞘から抜き、刀を鞘に納めるまでの一連の動作を1つの技を武道とみなしています。1対1で竹刀を握る剣道や試斬を行う抜刀術との大きな違いです。

日常の中で「居」ながらにして敵に「合う」と想定しているため、座った状態か、立ったまままの状態か、敵に複数人囲まれている状態か…など様々な状況を想像できるわけです。

実際に相手と試合をするのでなく、型稽古で修練し空間上の敵に対して技でけん制します。

空間上の敵は、「仮想敵」と呼ばれ、自身と同じ身長、体格の敵です。

先生から技のご指導をいただけますが、一人稽古が主体であり、自分自身で呼吸や刀の振り方など考えながら練習していきます。

ご自身のペースで黙々と稽古できるのは居合道ならではの魅力でないでしょうか。

また定期的に全日本剣道連盟が主催する行事や大会が開催されます。

他流の方との交流ができたり、高段者の先生方の演武を間近にみれたり、礼法や技を研究する機会に恵まれます。

大会でいい結果を残せたときは充実感と達成感を味わい、稽古のモチベーションアップにも繋がります。

居合道は10年以上続けられている先輩方でも様々な知見があり、修行道は長く続きます。

修行の道は長く厳しいものですが、乗り越えた先にご自身の新たな一面を発掘できるかもしれません。